| 廃墟・廃屋写真ブログの人気ブログランキングは数多くの人気ブログが集まるブログランキングサイトです。 ... 大阪市・桜宮橋(銀橋) ... 37位 . 最近、人気のトイカメラの写真なども募集中。, 水族館で撮った写真をトラックバックして下さい。魚類でも人物でも建物でも何でもどうぞ。, 横浜・・鎌倉・・湘南・・三浦・・丹沢・・箱根・・ Copyright (C) a-works Inc. All rights reserved. 【ぼろログ02】日本に一つしかないボウリング場居抜き「まんじゅう屋」おこう饅頭本舗に伝わるもの, ビールが世界一安い国!ベトナム観光はホーチミンのカオス街「ブイビエン・ストリート」へ, ミネラルウォーターを好む意識高い系の方々は味の違いがわかるのか?沼の水と比べてもらった. ブログを報告する, 一つ前の潜入記事はこちら jidaraku91.hatenablog.com ミンナ、…, jidaraku91.hatenablog.com 関西を根城にしてる廃墟好きと心霊…, 【やまきは愛、愛はやまき】西成散策が捗る生活のスタートとやまき愛について改めて書き留めておきたい。, <廃墟散策>U治茶寮に行ってきたけど酔っ払いだったからあんまり記憶にない残念レポート@京都. 海も山も街も・・数え切れない魅力であふれる神奈川県・・ 大阪・新世界の一等地「大阪国技館跡」にある丸焼け廃墟ビル 2018/9/22 2018/9/23 大阪市浪速区 通天閣の前に広がる串カツ屋だらけの飲食街を抜け、スパワールドの大階段から振り返り右手側に視線をやると、何やら不自然な空き地があることに気が付く。 神奈川県でみつけた・・素敵な何か・・ その他廃墟から脱線し過ぎない範囲で風景も掲載します, 秘境や未踏の地、廃墟などの産業遺構等の史実を検証して詳細レポートを公開しているアウトドアチームです。, 味のあるピンボケや手ブレ写真をトラックバックしてください! 【ソース二度漬け禁止】コテコテの大阪を体現したドメジャー観光地「新世界」を見る (2007年), 【現存せず】ドヤ街釜ヶ崎の隣に遊園地?!大阪市の負の遺産「フェスティバルゲート」在りし日の姿, 【戦後の残滓】大阪・貝塚市に残る西日本唯一の満州引揚者住宅「東貝塚住宅」を見に行った, 【いつもの大阪】二度も否決された「大阪市廃止・特別区設置住民投票」大反省会会場【貧民の首都】, 【飛び地オブ飛び地】京都の外れ・淀の宇治川沿いに残る謎の「二重飛び地」を訪ねたら…【伏見八幡久御山】, 【宇治市】戦後75年経ってようやく終わりの目処が立ちそうな不法占拠地帯「ウトロ51番地」の様子. 県民の方も・・ビジターの方もどうぞ〜♪, Canonが満を持して手ぶれ補正機能を搭載したコンパクトデジカメ「IXY DIGITAL 800 IS」についてのエントリーをトラックバックしてください!, 暗いところでもノンフラッシュで見たままの雰囲気の写真が取れるコンパクトフィルムカメラ、「NATURA」シリーズで撮影した写真のトラックバックをお願いします!!, 全国の写真部&写真部員で、若い写真の輪を広げませんか?デジタルもカラーもOKですので、たくさん撮って盛り上げて行きましょう。, 高いところからの展望・眺望・良い眺めの写真です。 「ぼろ」とは簡単に作りあげられるものではない。お金がなくとも節約して自分で直しつづけることで、あるいは放ったらかしにしつづけることで、何年もかけて醸成されるのだ。, 「ぼろい」店を訪れることで、お金をかけて見た目を取りつくろうことなんかよりも大切なことがわかる。「ぼろ」の中には輝くものが見える。だからこそ、「ぼろ」を追いかける。「ぼろ」は、ロマンなのだ。, 「温泉」。それは日本人であれば一度は入ったことがあるものだろう。特に九州には温泉が豊富に湧き出ており、家に風呂がなく公衆温泉浴場を使っている人も多く存在している。, 今回の場所は、そんな九州・宮崎にある温泉宿だ。古くから湯治宿として利用されたそこは今、熟成されてかなり雰囲気があるというタレコミをいただいた。, 久しぶりの宿泊、しかも老舗の温泉宿のようだ。ここのところずっと雨模様で、疲れ切ったこんな日の締めに入る温泉は、さぞ気持ちの良いものだろう。, ウキウキしながらナビ通りにその場所に向かうが、宿泊施設らしき建物はない。何度か道を行って戻って、ふと、ゆっくりとブレーキを踏んだ。, 崩れ落ちた家屋。そして中庭に散らばる廃棄物のようなもの。緑はまるで旅館そのものの存在を隠すように生い茂っている。, 嘘であれば良いのにと若干の期待を込めながら見上げた入口には、事前に聞いていたその宿名が、案外綺麗な文字で書かれている。, いつの間にか雨は止んだようだ。入れ替わるように、ひぐらしの大合唱が響きわたる。少し不気味さも伴うそれは、まるでこの旅館がここを訪れることを拒絶しているかのように思えた。, 「予約の人ですね。見ての通り、ここはボロですからねえ。もしあれでしたら他にも宿はありますので…中を見て泊まるか決めてください」, そんなこと言っても中を見てから泊まるのを辞めるなんて、いくらなんでもそんな失礼なことは出来ないだろうとも思いながら、促されるまま靴を脱ぐ。, アブだ。生きているのか死んでいるのか、分からないけど私はその大きな黒点から目を離すことができなかった。飛んできたら嫌なので、少し離れた場所にそっと一歩足を踏み出した。, 天井からはまるで某化粧品のCMのように、ぽた、ぽた、ぽたとその抽出液が絶え間なく落ちていた。ずっと見ていれそうだと思ったけど、館長がズンズン先へと進むから、その後を慌てて追いかけた。, 部屋は、網戸が破れていたり畳がぶよついていたり埃っぽかったけども、見た目は案外普通であり、ホっとするような残念に思うやら、複雑な気持ちになった。, 奥を覗き込むと台所になっていて、使い込まれたキッチン道具が見える。ここで湯治客は自炊をするのだろう。, 暑いはずなのに、ひぐらしの声というのは、何故こんなにも背中をヒヤリと涼しくさせるのだろう。私はそっと扉を閉めて、ふうと息を吐いた。, 「ここの鹿の湯の歴史は古いですよ。天正五年から続いています。鹿の湯という名前は、この温泉でシカが傷を癒していたことから付いたそうです。といっても、全国で同じ語源の鹿の湯は6箇所ほどあるというから、本当のところはどうかわかりませんけどね」, 「最初は温泉だけあって、上に簡単なほったて小屋みたいなのがあったそうです。宿としてこの建物ができたのは……どれぐらい前でしょうねえ。でも相当古いですよ」, 「そうそう、この間掃除をしていたら、古い障子の裏から明治36年の新聞が出てきました。もちろん、障子でそれなので建物はもう少し古いかな」, 「こんなぼろ宿だけど、不思議といろんな人がいっぱい来るんです。そして、気に入ってくれてリピーターになる人も多い。例えば、この大広間で毎年一回バイカー達がオフ会をするんですよ」, 「先日は長野県・諏訪の方から70過ぎのお爺さんが来ましたね。その人もリピーターです」, 「そう。しかも90歳のおじいさんでね。結局最後は痴呆が入っちゃって、大変だったけどね」, 「ちょっと前までは、36歳の女の人が一年十ヶ月ここで湯治をしていました。上の花屋でアルバイトをしながらね。家出みたいな感じだったみたいです。怪我して家族が迎えに来たけどね」, 「自殺しそうだなって人。顔を見たら何か違うのが分かるんですよね。他の湯治客もあの人大丈夫? って教えてくれます」, 「特に女の人ひとりってのはちょっと心配なことが多いのですけど、あなたはぜ〜んぜん大丈夫そうだね」, 不思議な宿である。全然商売っ気がないのに、リピーターが多く、長年居つく人も数多くいる。自殺しそうな訳あり人も、ちゃんと生きて帰っていく。, 正直に言うと、ここまでボロい宿だとは思っておらず戸惑っていた。でも、こんなにも大勢の人を惹きつけるこの宿の良さとは、なんなのだろう。ここの温泉に入ったり泊まったりしたら、その良さを体験できるのであろうか。, 「もう払っていただけるんですか? 大丈夫ですか? このままどこか行っても良いんですよ」, 「ここは木材を燃やして沸かしています。その燃殻ですね。綺麗にしないといけないんですが、なかなかねえ」, 「この温泉、昔は24時間入れたんですけどね。昭和43年に起きた地震で地殻変動が起こって温度が下がってしまったので、こうやって火を沸かさないといけないんです」, 「利用者は地元の人がほとんどです。昔から家に浴槽がないところが多いので、お風呂に入りにくるんです。地元の人は月極で支払っていますね。昔はお米で払っていたそうですよ」, 建てつけの悪い引き戸をあけると、脱衣所には誰もいなかった。古めかしい内装に、鮮やかなプラッチックのカゴが眩しいくらいであった。, 温泉の成分が付着したのか、それともコンクリが溶けていったのか。浴室の床も浴槽の縁も、茶色くボコボコと変形している。, 温泉は、思ったよりもサラサラとした泉質である。微かに鉄のような匂いがするが無色透明だ。, ボンヤリとぬるいほうの湯に浸かりながら眺めていると、こんなにボロいのに次々にお客さんが来る。館長が言っていたように、ここの地域にはお風呂がない家庭が多いのだろう。, 世話焼きそうなおばさん、腰の曲がったおばあさん、子連れの若いママ。みんな顔見知りのようで、挨拶してはサッと体を洗ってはザッと浸かり、そしてスッと出て行く。その光景は、自分が知らない誰かの日常の一コマであった。, そこに覆いかぶせるように布団をひく。この上なら安心して寝転べると思ったら、その布団も寝タバコで焦げていたり何かをこぼしたシミだらけだったし、おまけにペラペラのせんべい布団だった。, 窓を開けたまんまで部屋の明かりを消した。外の雨音はどんどん強くなっていく。寝ている間に、このボロ宿は潰れてしまいそうである。, せんべい布団にくるまる。これでは自分がタマゴせんべいの具にでもなったような気分である。, 旅の途中でこれから行かないといけないところがあるのに、雨が酷すぎて外へ出る気がしない。二度寝三度寝と繰り返す。そうして結局、昼ごろまでずっと部屋に居てしまった。, ボロボロだし、雨漏りしてるし、綺麗と言えないし、虫も多いし、クーラーもないし、畳もぶよぶよだし、せんべい布団だし……, 「いいんですよ、ゆっくりしていってください。来た人はみんなそうなるんですよ、不思議ですねぇ。気にいる人は、本当に気に入ってくださるみたいでねえ」, 「ぼくは昔、実は東京にいたんです。毎日満員電車を1時間とちょっと乗り継いで通勤して。結構な大企業で働いていたんですよ。でも、大都会の孤独を感じながら生きてた。東京の人はみんな急ぎ足で、何もかもが窮屈で」, 「父親がここで温泉旅館をやっていたので、それを引き継ぐために脱サラして戻ってきたんです。都会を経験したからわかるけど、やっぱり良いですよ、田舎は」, 「今の人、訳ありみたいな風貌ですよねぇ。でも何があったとか、そんなことは一切聞かない。疲れた体を温泉で癒して、好きなように過ごしてもらう。湯治場ってそういう場所だからね」, この宿の過剰なまでのボロさ緩さに、訪れるものほぼ全ては、「許される」のだ。ぼろぼろで良い。汚くても良い。ダメでも良い。体の病気も心の病気も、何もかもを受け入れる優しさを持ち、この湯治宿は長年ここに在り続けた。, 「こんなところでよければ、勿論。でももう商売っ気がないからねえ。この宿も、来年には無いかもね」, 気の済むまでゆっくりとゆっくりと沈みたくなったら、また来よう。それまで、ボロく優しいこの湯治宿が残っていますように。, 最初来たときには想像もできなかった、言いようもない名残惜しさを振り切るように、私は車を発進させた。, 宮崎県えびの市大字昌明寺689